ebook5の料金は?4つの有料プランと無料版の違い・制作会社が見るべき点
クライアントから「カタログをWebでも見せたい」と相談されたとき、候補に挙がりやすいのが電子ブック作成ツールのebook5です。料金がプランごとに分かれていて、何がどこから使えるのかが分かりにくいので、この記事で一度に整理します。
結論
– ebook5は月額制。初期費用¥0・契約縛りなしで、有料は月額¥880〜¥13,200の4プラン
– 無料プランは1冊・保存10日・外部サーバー公開不可・ebook5ロゴ表示
– 外部サーバー公開はパーソナル1以上、ロゴ非表示はビジネス5以上で使える
– 案件ごとに費用を閉じたいなら、買い切り型も並べて比べておく
この記事は、クライアントの電子ブックを制作・納品する制作会社の方に向けて書いています。料金は税込表記です(ebook5は2026年4月に料金改定を実施済みで、本記事は改定後の料金に基づきます)。
ebook5とはどんなサービスか
ebook5は、株式会社ルーラー(札幌)が提供する、PDFなどから電子ブック(デジタルブック)を作れるクラウド型のツールです。月単位・年単位で契約するサブスクリプション(月額課金)型で、初期費用はかかりません。
冊数の上限やページ容量、使える機能がプランごとに段階的に増えていくのが特徴です。まず料金の全体像を押さえてから、機能の違いを見ていきます。
ebook5の料金プラン一覧
有料プランは4つ。年払いにすると月換算で割安になります。
| プラン | 月額(税込) | 年払い(税込) | 冊数 | 容量の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 無料プラン | ¥0 | — | 1冊 | 50MB |
| パーソナル1 | ¥880 | ¥8,800 | 1冊 | 50MB |
| ビジネス5 | ¥3,960 | ¥39,600 | 5冊 | 250MB/冊 |
| ビジネス10 | ¥6,600 | ¥66,000 | 10冊 | — |
| ビジネス30 | ¥13,200 | ¥132,000 | 30冊 | — |
- 初期費用:¥0
- 契約期間の縛り:なし(月単位/年単位で選べる)。ただし年払いは12ヶ月分の一括で、中途解約しても返金はされません
- 増冊:ビジネス30では、増冊オプション¥2,200/月(10冊単位)で冊数を足せます
プランごとに「使える機能」が変わる
ebook5は、料金だけでなく「どのプランから何が使えるか」で選ぶツールです。制作会社として気になりやすいポイントを機能別に並べます。
| 機能 | 使えるプラン |
|---|---|
| 全文検索 | 全プラン |
| Markdown/HTML出力(AIフレンドリー機能) | 全プラン |
| 外部サーバー公開 | パーソナル1以上(無料プランは不可) |
| AI-OCR | ビジネス5以上 |
| ebook5ロゴの非表示・差し替え | ビジネス5以上 |
| ヒートマップ解析・AIリンク検知 | ビジネス10以上 |
| 独自ドメイン設定(オプション¥22,000/回) | ビジネス10以上 |
無料プランでは、ブックビューアにebook5のロゴが表示され、1ページあたりのリンクは1箇所まで、印刷は常時オンで、外部サーバーへの公開もできません。ブックの保存期間も10日間です。試しに1冊作ってみるには十分ですが、そのまま納品に使う想定のプランではありません。
そのほかのオプションとして、容量追加(¥880〜/月・最大1GB)や、ブックのIP制限(¥11,000/回)が用意されています。
制作会社が見るべきポイント
クライアントに納品する立場だと、料金表の金額そのものより、次の2点が判断を左右します。
1. ロゴを消すにはビジネス5以上が必要
自社やクライアントの制作物として出すなら、提供元のロゴは消したいところです。ebook5でロゴの非表示・差し替えができるのはビジネス5(月額¥3,960)からです。無料・パーソナル1ではebook5のロゴが表示されます。
2. 月額はクライアントに残り続ける
ebook5は月額制なので、案件が終わっても契約を続ける限り費用が発生します。クライアントに毎月の課金をどう説明するか、あるいは自社で契約を持ち続けるかを、提案の段階で決めておく必要があります。
なお「初期費用ゼロ・契約縛りなし」や「外部サーバーへの公開」は、ebook5に限らず他のツールでも用意されています。ここは差別化ポイントとして扱わず、あくまで前提条件として見ておくのがよいでしょう。
買い切り型と並べて比べる
案件ごとに費用を先に固定したい、クライアントに月額を請求したくない、という場合は、月額型だけでなく買い切り型のツールも一度比べておくと選びやすくなります。
たとえばMEKURU(メクル)は、1冊¥9,900(税込・1,000ページまで・1冊1GBまで)の買い切りで作れて、ZIP書き出し・自社サーバー公開・商用利用に対応します。ロゴにあたるフッターのコピー表記も有料プランなら消えます。ただし「買い切り=永年公開」ではなく、MEKURUサーバー上での公開期間は1年間(延長は¥3,300/年)です。PDFから自分で作成できるSaaS型で買い切りプランを持つのはMEKURUですが、買い切りをうたう他サービスも存在するため、用途に合うかで選ぶのがよいでしょう。
正直に補足しておくと、MEKURUをZIPで書き出して自社サーバーに設置した版では、次の2つは使えません。閲覧パスワード・公開/非公開の切替です。これらはサーバー側の処理が必要なため、MEKURU上で公開したときのみ動きます。ZIP設置版では、アクセス計測はGoogleアナリティクスやSearch Consoleなどの外部タグ、閲覧制限はサーバー側のBasic認証で代替します。クライアントのサーバーに置いて資産として残したいのか、閲覧パスワードまで使いたいのかで、公開方法を選ぶことになります。
月額型か買い切り型か、どちらが自社の案件に合うかは、次の記事で費用の考え方を整理しています。
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よくある質問
Q. ebook5に無料プランはありますか?
A. あります。1冊・50MB・ブック保存10日間で、ebook5のロゴが表示され、外部サーバーへの公開はできません。試作向けのプランです。
Q. ebook5に買い切りプランはありますか?
A. 公開されている料金プランは、月単位・年単位で契約する月額制です(無料/パーソナル1/ビジネス5・10・30)。買い切りで作りたい場合は、買い切り型のツールと比べてみてください。
Q. ebook5のロゴは消せますか?
A. ビジネス5以上でebook5ロゴの非表示・差し替えができます。無料・パーソナル1では表示されます。
Q. 独自ドメインで公開できますか?
A. 独自ドメイン設定のオプション(¥22,000/回・税込)が、ビジネス10以上で用意されています。
まとめ
- ebook5は初期費用¥0・契約縛りなしの月額制。有料は月額¥880〜¥13,200の4プラン
- 無料プランは1冊・保存10日・外部サーバー公開不可・ebook5ロゴ表示で、試作向け
- 外部サーバー公開はパーソナル1以上、ロゴ非表示はビジネス5以上、ヒートマップや独自ドメインはビジネス10以上
- 納品を前提にするなら、ロゴが消えるプラン(ビジネス5〜)と、月額をクライアントに残さない買い切り型を並べて比べる
まずは自社の案件で「毎月の課金を残すか/案件ごとに費用を閉じるか」を決めると、月額型と買い切り型のどちらを勧めるかが見えてきます。
出典:各サービスの公式サイト等の一次情報に基づく(ebook5 公式料金ページ、MEKURU 公式サイト)。料金・仕様は変更される場合があるため、契約前に各社公式で最新情報をご確認ください。