さくらのドメインをさくらのサーバに設定する流れ|電子カタログを独自ドメインで公開するまでの確認ポイント
本記事は、PDFをめくれる電子ブックに変換するツール「MEKURU(メクル)」の運営チームが執筆しています。さくらインターネットなど他社サービスについては公式サイト等の一次情報をもとに記載しています(2026年9月時点)。
「電子カタログは作れたけれど、クライアントのドメインで公開したい」——制作会社が電子カタログ(電子ブック)を納品するとき、最後にぶつかるのが独自ドメインの設定です。ドメインもサーバーも同じ「さくらインターネット」でそろえると、ひとつの会員メニューから両方を管理でき、設定の行き来が少なくて済みます。
ただし、さくらの管理画面のメニュー名や項目の位置は改定されるため、この記事では「どのボタンを押すか」を断定するのではなく、全体の流れと、各段階で必ず確認しておくべきポイントに絞って解説します。細かい画面操作は、あわせて開いたさくら公式マニュアルの該当ページで進めてください。
結論
– さくらのドメインとさくらのサーバは、同じ会員メニューから設定できる。取得=公開設定完了ではない
– 流れは「①用意する→②ドメインの向き先をサーバーに合わせる→③SSL(https)→④電子カタログを設置」の4段階
– 同じさくら内で取得しても、ネームサーバ/DNSの向き先が対象サーバーを指しているか、設定画面で必ず確認する(表示の有無だけで判断しない)
– 画面のメニュー名は改定されるため本記事では断定せず、確認の勘所と公式マニュアルの見方を示す
この記事は、クライアント(または自社)の電子カタログを、さくらのドメイン+さくらのレンタルサーバで公開・納品したい制作会社の方に向けて書いています。
さくらでそろえるメリットと、この記事の前提
ドメインとサーバーを別々の会社で契約すると、ドメイン会社側とサーバー会社側の両方に設定が必要になり、行き来が発生します。さくらのドメインとさくらのレンタルサーバでそろえると、同じ会員メニュー(会員向けの管理画面)から両方を扱えるため、設定の見通しが立てやすくなります。
とはいえ、「同じさくらだから取得しただけで自動で公開される」わけではありません。ドメインは向き先(どのサーバーを指すか)を設定して初めて、そのサーバーの中身が表示されます。ここは他社ドメインを使う場合と考え方は同じで、同じさくら内でも確認は省けません。
設置に使うサーバーは、さくらのレンタルサーバのスタンダードプランなら月額500円(36ヶ月一括・税込)/550円(12ヶ月)/660円(毎月払い)、初期費用0円、無料お試し14日間があります。まだ契約していなければ、先に用意しておくと以降がそのまま進みます。
→ お申し込みは さくらのレンタルサーバ 公式サイトから(初期費用0円・無料お試し14日間)
![]()
全体の流れ(大きく4段階)
独自ドメインで公開するまでは、大きく次の4段階です。さくらの画面のどこを押すかはマニュアルで確認しながら、各段階が「何を達成する段階か」「どう確認するか」を押さえて進めてください。
STEP1: さくらのレンタルサーバとドメインを用意する
まず、公開に使うさくらのレンタルサーバの契約と、公開に使うドメインをそろえます。ドメインは、さくらのドメインで新規に取得するか、すでに持っているドメインを使います。
- 何を達成する段階か:サーバーとドメイン、公開に必要な2つを手元にそろえる
- 確認しておくこと:ドメインもサーバーも同じさくらの会員IDで契約しておくと、以降の設定を一つの会員メニューからたどれます。FTPでファイルを上げるための接続情報(ホスト名・ユーザー名・パスワード)が確認できる状態かもあわせて見ておきます
- つまずいたらどうなるか:ドメインだけ・サーバーだけの状態では公開できません。次のSTEPで両者を結びつけて初めて表示されます
STEP2: ドメインの向き先を、公開するサーバーに合わせる
取得したドメインが、電子カタログを置くサーバーを指すように設定します。方法は大きく2通りで、迷ったらネームサーバの設定(そのサーバー用に指定された値に合わせる)が基本です。メールは別、Webだけ別サーバー、のように細かく振り分けたいときはDNS(Aレコード等)を使います。
- 何を達成する段階か:「このドメインで開いたら、このサーバーの中身を表示する」という結びつけ
- 必ず確認すること:同じさくら内で取得したドメインでも、会員メニューの一覧に表示されているだけで安心せず、そのドメインのネームサーバ/DNSが公開用サーバーを指しているかを設定画面で確認します。 「一覧に出ている=向き先も正しい」とは限りません(例:登録はさくらのまま、DNSだけ別の用途に向けているケースもあります)。設定値がさくらの案内と一致しているかを見てください
- つまずいたらどうなるか:向き先が合っていないと、ドメインを開いても目的のサーバーの中身が出ません。設定を直したあとは反映に時間差があるため、あわてず待ちます
STEP3: 反映を確認して、SSL(https)を有効化する
向き先を設定したら、時間をおいてからドメインのURLをブラウザで開き、目的のサーバーにつながるか確認します。つながることが確認できたら、サーバー側で無料SSLを設定し、https:// で開けるようにします。
- 何を達成する段階か:ドメインとサーバーがつながったことの確認と、通信の暗号化(https化)
- 確認しておくこと:SSLは、ドメインの向き先が反映されてからでないと発行できないことが多いため、STEP2の反映が効いてから行います。さくらの会員メニューに無料SSLの設定項目があります(項目名は改定されることがあるため、マニュアルの該当ページで確認してください)
- つまずいたらどうなるか:
httpでは出るのにhttpsで警告が出る場合は、SSLの発行がまだか、設定の反映待ちです。少し時間をおいて開き直します
STEP4: 電子カタログのZIPを設置して、表示を確認する
最後に、公開したい電子カタログのファイル一式を、そのドメインに割り当てられた公開フォルダにFTPでアップロードします。MEKURUの電子カタログはZIPで書き出したHTML一式を置くだけで表示できます(サーバー側にPHPなどの特別なプログラムは不要です)。
- 何を達成する段階か:設定したドメインで、実際に電子カタログが開ける状態にする
- 確認しておくこと:解凍したフォルダを階層を崩さず丸ごと、そのドメインの公開フォルダにアップロードします。設置後、独自ドメインのURL(例:
https://(クライアントのドメイン)/catalog/)を開いて、めくれるか確認します - つまずいたらどうなるか:ページが真っ白・画像が出ないときは、
index.htmlの置き場所やフォルダの階層がずれていることがほとんどです。アップロード先(公開フォルダ内の位置)を見直します。FTPの操作に不安があれば、後述のアップロード代行に任せる方法もあります
設定したドメインで、MEKURUの電子カタログを公開する
向き先を合わせたさくらのサーバに、MEKURUで書き出した電子カタログのZIP設置版を置けば、クライアントのドメイン配下でそのまま公開できます。MEKURU上のURL(mekuru-pdf.com 配下)ではなく、クライアント自身のドメインで見せられるので、「自社の資産」として渡せます。
設置に使うZIPは、MEKURUの買い切り(¥9,900/冊・税込)またはサブスクで書き出せます(無料プランはZIP書き出しに対応していません)。買い切りで書き出したファイルは、MEKURUのコピー表記なし・商用利用OK・自社サーバー公開OKなので、そのまま納品物として使えます。
ひとつ押さえておきたいのが、ZIP設置版でそのままでは使えなくなる機能です。ZIP設置版は静的なファイル一式のため、サーバー側の処理を必要とする閲覧パスワード・公開/非公開の切り替えは動作しません(これらはMEKURU上で公開したときだけ動く機能です)。独自ドメインで設置公開するときは、次のように代替します。
- 閲覧制限 → サーバーのBasic認証(アクセス制限)で代替
- 公開/非公開 → 設置ファイルを置く・外すことで管理
なお、リード獲得(閲覧前の入力フォーム)とアクセス解析(GA4)は、ZIP設置版でも利用できます。ブック設定で受け取り先URLや測定ID(G-で始まるID)を登録しておけば、独自ドメインで公開してもそのまま機能します。
また、MEKURUの買い切りにはMEKURU上での公開期間が1年間という条件があります(延長は¥3,300/年)。ただし、ZIPで書き出してドメインのサーバーに置いた分は、MEKURU上の公開期間とは切り離して表示を続けられます(ZIPはMEKURUと通信しないため、設置先のサーバーが動いている限り表示されます)。なお、ZIPの書き出しそのものは契約が有効なうちに行ってください。
FTPの操作に自信がなければ、自社サーバーへのアップロード代行(¥11,000・税込)もあります。さくらのレンタルサーバはFTPアップロードに対応しており、代行の対象です。
よくある質問
Q. 同じさくらでドメインを取れば、自動でサーバーに公開されますか?
A. 取得と公開設定は別です。ドメインは向き先(ネームサーバ、またはDNS)を公開用サーバーに合わせて初めて表示されます。会員メニューの一覧に表示されていても、それだけで向き先が正しいとは限らないため、設定画面でネームサーバ/DNSがそのサーバーを指しているかを確認してください。
Q. 設定したのに、すぐ表示されません。失敗ですか?
A. すぐとは限りません。ドメインの設定は反映までに時間差があり、その日のうちに切り替わることもあれば、しばらくかかることもあります。まず入力した値(ネームサーバ、またはAレコード)がさくらの案内と一致しているかを確認し、合っていれば時間をおいて開き直してください。
Q. http では見えるのに https だと警告が出ます。
A. SSL(https)の発行がまだか、設定の反映待ちです。SSLはドメインの向き先が反映されてから発行することが多いため、STEP2・STEP3の反映を待ってから設定し、少し時間をおいて開き直してください。
Q. そのドメインで電子カタログを公開するのに、MEKURUはどのプランが必要ですか?
A. サーバーに置くZIPの書き出しは、買い切り(¥9,900/冊・税込)またはサブスクで対応しています。無料プランはZIP書き出しに対応していないため、独自ドメインでの設置公開には買い切りかサブスクを選びます。
まとめ
- さくらのドメインとさくらのサーバは同じ会員メニューから設定できるが、取得=公開設定完了ではない
- 流れは「①用意する→②ドメインの向き先をサーバーに合わせる→③SSL(https)→④電子カタログを設置」の4段階
- 同じさくら内でも、ネームサーバ/DNSの向き先が対象サーバーを指しているか設定画面で確認する(一覧の表示だけで判断しない)
- 設定後は反映に時間差がある。SSLは反映が効いてから有効化する
- 向き先を合わせたサーバーにMEKURUのZIP設置版を置けば、クライアントのドメインで電子カタログを公開できる(ZIP書き出しは買い切り¥9,900/冊・税込またはサブスク。無料プランは非対応)
- ZIP設置版は閲覧パスワード・公開/非公開切替が非対応(Basic認証・ファイルの出し入れで代替)。リード獲得・GA4解析は設置版でも利用可
- 画面のメニュー名は改定されるため、細かい操作はさくら公式マニュアルの該当ページで確認しながら進める
関連記事
– 電子ブックを自社サーバーに設置する方法|ZIP書き出しから公開までの手順
– 電子ブックの作り方|無料ソフト・作成ツールと費用まとめ
– 電子ブック作成ツールおすすめ比較|メリット・デメリットと選び方
出典一覧
- MEKURU公式サイト — ZIP書き出し(買い切り・サブスクのみ)・買い切り/サブスク料金・公開期間・自社サーバー公開・リード獲得/GA4解析・ZIP設置版の制限・アップロード代行
- さくらのレンタルサーバ公式サイト — スタンダードプランの料金・初期費用・無料お試し・FTP対応
- さくらインターネット サポートサイト — ドメイン設定・ネームサーバ/DNS・無料SSL・公開フォルダなど、会員メニューの操作マニュアル(設定時は該当ページの最新版を確認)
※本記事の情報は2026年9月時点のものです。料金・仕様は変更される場合があります。さくらインターネットの会員メニュー(コントロールパネル)の画面・メニュー名は改定される場合があるため、設定時は最新の管理画面と公式マニュアルをご確認ください。掲載内容は各サービスの公式サイト等の一次情報に基づいて記載しています。
※PR:本記事にはアフィリエイト広告を含みます。