PDFをそのままサイトに載せるデメリット|見られない・追えない5つの理由

PDFをそのままサイトに載せるデメリット|見られない・追えない5つの理由

会社案内やカタログ、パンフレットのPDFを、そのままホームページにアップして「ダウンロードはこちら」と置いていませんか。手軽で悪くない方法ですが、読み手の環境によっては、せっかくの資料が読まれないまま閉じられていることがあります。何が起きているのかを整理します。

結論
– PDFは文字がくっきりして読みやすい。一方でサイトに直置きすると見せ方が素っ気なくなり・表示も重く、開いた瞬間に離脱されやすい
– ダウンロード方式だとどこまで読まれたかを追えない
– 差し替えるとファイルが変わり、共有済みリンクが切れやすい
– 世界観ごと見せたい・アクセスを把握したいなら、無料で電子ブックにして見比べるのが早い

PDFが悪いんじゃなくて、「サイトに直置き」との相性の問題なんだね!

この記事は、自社サイトにカタログやパンフレットを載せたい事業会社の販促担当の方に向けて書いています。制作会社としてクライアントに納品する立場の方は、後半の「自社サーバーに置く方法」も参考にしてください。

デメリット1:資料の世界観が伝わりにくい

PDFは文字がシャープで、細部まで正確に読ませるのに向いた形式です。読みやすさそのものは、PDFの強みと言っていい部分です。

ただ、サイトに直置きすると「ダウンロードして開く1つのファイル」の扱いになります。別の画面やアプリで開くため、そこまで見てもらっていたサイトの流れからいったん離れ、ページ送りも素っ気ないものになります。写真やデザインを大きく使ったカタログ・パンフレットほど、紙の冊子のようにめくって見せるほうが、作り込んだ世界観がそのまま伝わります。

デメリット2:表示が重く、開く前に離脱される

写真の多いカタログのPDFは、ファイルサイズが大きくなりがちです。回線が遅い環境やスマホのデータ通信では、リンクを押してから開くまでに時間がかかり、「読み込み中」の画面で待たされます。

人は数秒待たされると離れてしまうものです。せっかくクリックしてもらっても、開き切る前に戻るボタンを押されては、載せている意味が薄れてしまいます。

重いPDF、自分がお客さんだったら開くの待てるかな…?

デメリット3:どこまで読まれたか分からない

PDFを「ダウンロードはこちら」で配る方式だと、ダウンロードされた回数までは分かっても、中身のどのページまで読まれたかまでは追えません。手元に落としたあとは、あなたのサイトの外で開かれるからです。

「どの資料が人気か」「途中で離脱されるのは何ページ目か」が見えないと、資料の改善もしにくくなります。反応をもとに次の一手を打ちたい販促担当ほど、ここが痛いところです。

デメリット4:差し替えるとリンクが切れやすい

内容を更新して新しいPDFに入れ替えるとき、ファイル名を変えると、以前に案内したURLはリンク切れになります。名刺やメール、SNSで「このカタログを見てね」と配っていた場合、その導線がまるごと死んでしまうこともあります。

古いPDFがダウンロードされたまま手元に残り、お客様が旧版を見続けてしまうというすれ違いも起こりがちです。

デメリット5:目次や検索がなく、目当ての情報に届きにくい

数十ページのカタログをPDFで開いても、読み手はスクロールで探すしかありません。「あの商品のページ」にたどり着く前に疲れてしまいます。目次から飛ぶ、言葉で検索する、といった読み手を助ける仕組みが、素のPDFには付いていないためです。

電子ブックにするとどう変わるか

ここまでのデメリットは、PDFを電子ブックにすると多くが解消します。電子ブックとは、PDFをそのまま、ブラウザ上でページをめくって読める形にしたものです。

まず費用感をつかむために、無料で試せるMEKURU(メクル)を例に挙げます。

  • 無料プラン:¥0・1冊まで・100ページまで・1ファイル300MBまで(フッターに提供元の表記が入ります)
  • 買い切り:¥9,900/冊・1冊1,000ページまで・1GBまで・提供元の表記なし・商用利用OK

電子ブックにすると、ページをめくる動きで冊子のように見せられ、PDFを差し替えてもURLは維持されます(差し替え回数はサブスクなら無制限、買い切りは同一PDFで6回まで)。閲覧数やどのページまで到達したかを見るアクセス解析も標準で付き、テキストの入ったPDFなら全文検索で目当てのページにすぐ飛べます。デメリット1〜5が、そのまま裏返る形です。

まずは無料で1冊だけ電子ブックにして、いつものPDFと見比べてみるのが確実です。読み手として気持ちよく読めるかは、実物を触ると一発で分かります。

なお買い切りの公開期間は1年間です(延長は¥3,300/年)。「一度買えば永久公開」ではない点だけ覚えておいてください。ただしZIP形式で書き出したデータは手元に残ります。

自社サーバーに置きたい場合の注意

「mekuru-pdf.com上ではなく、自社サイトのドメイン配下に置きたい」というときは、電子ブックをZIP形式で書き出して自社サーバーに設置できます。ただしZIPで設置する形(ZIP設置版)では、次の2つが使えません。ここは先に知っておいてください。

  • 閲覧パスワード … ページを開く前のパスワード保護。ZIP設置版では使えないため、サーバー側のBasic認証で代替します
  • 公開/非公開の切り替え … 管理画面のスイッチでの切替はできません。設置したファイルを出し入れして公開状態を管理します

いずれもサーバー処理が必要な機能のため、MEKURU上で公開したときだけ動く仕組みです。自社サーバーに置くなら、この2つはサーバー側で補う、と理解しておくと迷いません。

まずは無料で1冊、いつものPDFを電子ブックにして見比べるのがおすすめ!

よくある質問

Q. PDFをサイトに載せること自体がダメなのですか?
A. ダメではありません。印刷して使う前提の資料や、文字をくっきりじっくり読ませたい資料ならPDFのほうが素直です。ビジュアルで見せたい・反応を知りたい・差し替えが多い資料のときに、電子ブックのほうが向く、という話です。

Q. 電子ブックにすると、PDFのダウンロードはできなくなりますか?
A. 訪問者にPDFのダウンロードを許可するかどうかは設定で選べます。「めくって読んでもらいつつ、必要な人にはPDFも渡す」といった使い方ができます。

Q. 載せたあとに内容を差し替えたら、URLは変わりますか?
A. 電子ブックなら、PDFを差し替えてもURLは維持されます。名刺やメールで配ったリンクはそのまま使えます。差し替え回数はサブスクなら無制限、買い切りは同一PDFで6回までです。

まとめ

PDFをそのままサイトに載せる方法は手軽ですが、世界観が伝わりにくい・表示が重い・どこまで読まれたか追えない・差し替えでリンクが切れる、といった不利がついて回ります。文字をくっきり読ませたい資料ならPDFで十分。ビジュアルで見せたい、反応を知りたい、更新が多い——そんな資料は、電子ブックにすると読み手にも自分にもやさしくなります。

正解をひとつに決める必要はありません。迷ったら無料で1冊だけ電子ブックにして、いつものPDFと見比べてから判断すれば失敗しません。

関連記事
– 電子ブックとは?仕組みとできることを解説
– PDFから電子ブックを作る方法
– 電子ブックを自社サーバーに設置する方法

出典

  • 料金・仕様は各サービスの公式サイト等の一次情報に基づく(MEKURU: https://mekuru-pdf.com/ )

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