電子ブックとは?電子書籍・デジタルブックとの違いと仕組みをやさしく解説
本記事は、PDFをめくれるWebカタログに変換するツール「MEKURU」の運営チームが執筆しています(2026年7月時点の情報です)。
「電子ブックを導入したい」「資料を電子ブックで送ってほしいと言われた」——仕事で突然この言葉に出会うと、電子書籍と何が違うのか、PDFではだめなのか、意外と説明しづらいものです。
この記事では、電子ブックとは何かを、紛らわしい用語との違い・仕組み・活用例まで含めてやさしく整理します。読み終われば、社内で「電子ブックってつまり何?」と聞かれても一言で答えられるようになります。
電子ブックとは【一言でいうと】
電子ブックとは、紙の冊子やPDFを、ブラウザ上でページをめくるように読める形にしたWebコンテンツのことです。
カタログ、パンフレット、会社案内、広報誌、マニュアル——紙で配っていたものをそのままWebに載せ替えたもの、とイメージしてください。閲覧する側はアプリのインストール不要で、URLを開くだけ。スマホでもPCでも、指やマウスでページをめくって読めます。
読み方はそのまま「でんしブック」。デジタルブック、電子カタログ、Webカタログ、フリップブックなど複数の呼び名がありますが、指しているものは基本的に同じです。提供するツールやサービスによって呼び方が違うだけ、と覚えておけば十分です。
電子書籍との違い【ここが混同ポイント】
いちばん混同されやすいのが「電子書籍」です。似た言葉ですが、用途がまったく違います。
| 電子ブック | 電子書籍 | |
|---|---|---|
| 目的 | 自社の資料・カタログを配布・公開する | 書籍コンテンツを販売・購読する |
| 代表例 | 商品カタログ、会社案内、広報誌 | Kindleや楽天Koboで買う本・漫画 |
| 読む場所 | ブラウザ(URLを開くだけ) | 専用アプリ・専用端末 |
| 作る人 | 企業・団体の担当者 | 出版社・作家 |
| お金の流れ | 作る側がツール利用料を払う | 読む側が本の代金を払う |
つまり、本を出したい人は電子書籍出版のサービスを、カタログや資料をWebで見せたい人は電子ブック作成ツールを探すのが正解です。この記事で扱うのは後者です。
なお「電子ブックリーダー」という言葉は、Kindle端末のような読書用デバイスや閲覧アプリを指すことが多く、これもまた別物です。端末やアプリを探している方は、別記事「電子ブックリーダーとは?おすすめ・使い方」で解説予定です。
電子ブックの仕組み: なぜブラウザでめくれるのか
現在の電子ブックはHTML5というWeb標準技術で動いています。むずかしく聞こえますが、要は「ふつうのWebページと同じ技術で、めくる動きを再現している」ということです。この仕組みには実務上の意味が3つあります。
- アプリ不要・機種を選ばない。 ブラウザさえあればPCでもiPhoneでもAndroidでも同じように読めます
- 開いたページから読み込む。 PDFのように全ページのダウンロードを待つ必要がなく、重いカタログでも表示が速い
- Webページとしての機能が使える。 ページへのリンク、全文検索、アクセス解析、サイトへの埋め込みが可能です
かつてはFlashという技術で作られた電子ブックもありましたが、Flashはすでにサポートが終了しており、スマホでは表示できません。古いツールや過去に作った電子ブックを使い回す場合は、HTML5形式であることを必ず確認してください。
電子ブックのメリット
紙・PDF配布と比べたときの主なメリットです(詳しい比較はツール比較記事でも扱っています)。
- 印刷・在庫・郵送コストの削減。 増刷や発送が不要になります
- 改訂が即時反映。 修正のたびの刷り直しがなくなり、URLやQRコードはそのままで中身だけ最新にできます
- 共有がURLひとつ。 重いPDF添付や「最新版はどれ?」問題から解放されます
- 閲覧データが取れる。 何回・どのページまで読まれたかが見え、資料の改善に活かせます
- 検索できる。 全文検索・目次で、分厚い資料が「探せる資料」になります
一方で、オフラインでは読めないこと、本格運用にはツール費用がかかることは正直なデメリットです。用途によっては「閲覧は電子ブック、保存用はPDFダウンロード」の併用が現実解になります。
電子ブックの活用例
実際にどんな場面で使われているか、代表的な例を挙げます。
- 商品カタログ・総合カタログ: 展示会のQRコード配布、営業メール、サイト埋め込み
- 会社案内・採用パンフレット: 求人ページに埋め込み、説明会で配布
- 広報誌・社内報: 印刷部数を減らしつつ、OB・関係者にもURLで配布
- 取扱説明書・マニュアル: 検索機能で「調べられる説明書」に
- IR資料・提案書: 閲覧ログを営業フォローの手がかりに
電子ブックはどうやって作る?
作り方はシンプルで、PDFを電子ブック作成ツールにアップロードするだけです。専門知識は不要で、無料プランのあるツールなら費用ゼロで今日から試せます。
- 具体的な手順(5ステップ・画面つき)→ 電子ブックの作り方|無料ソフト・作成ツールと費用まとめ
- どのツールを選ぶか → 電子ブック作成ツールおすすめ5選比較
- カタログ用途に特化した解説 → Webカタログの作り方
よくある質問
Q. 電子ブックとPDFの違いは何ですか?
A. PDFはファイルを開いて読む形式、電子ブックはブラウザ上でページをめくって読めるWebコンテンツです。URLやQRコードで共有でき、自社サイトへのiframe埋め込みもできます。
Q. 電子ブックは無料で作れますか?
A. MEKURUの無料プラン(¥0)なら1冊・100ページ・1ファイル300MBまで作成できます(透かしあり)。初期費用も¥0です。
Q. 作った電子ブックの中身は後から差し替えられますか?
A. 公開URLを維持したままPDFを差し替えられます。サブスクは回数無制限、買い切りは同一PDFで6回までです。
Q. 閲覧されたかどうか分かりますか?
A. アクセス分析を標準搭載しており、閲覧数・流入元・ページ到達を把握できます(MEKURU上で公開した場合)。
まとめ
- 電子ブックとは、紙やPDFをブラウザでめくって読めるようにしたWebコンテンツ
- 電子書籍(販売される本)とは別物。配布・公開のための仕組み
- 中身はHTML5のWebページ。だから速く、どの端末でも読め、検索や解析ができる
- 紙・PDF配布のコストと手間を減らしつつ、閲覧データという新しい価値が手に入る
- PDFがあればツールで今日から自作できる
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※本記事の情報は2026年7月時点のものです。