転送量制限で電子ブックが表示されないときの対処|レンタルサーバーの転送量

転送量制限で電子ブックが表示されないときの対処|レンタルサーバーの転送量

本記事は、PDFをめくれる電子ブックに変換するツール「MEKURU(メクル)」の運営チームが執筆しています。料金・仕様はMEKURU公式サイトの一次情報に基づいて記載しています(2026年9月時点)。

クライアントのカタログを電子ブックにして自社サーバーに設置したら、アクセスが集中した日だけ表示されなくなる・画像が途中で止まる——これは「転送量制限」に触れているサインかもしれません。展示会やキャンペーンで一気に見られたとき、メールで一斉に案内したときなどに起きやすい症状です。

原因が転送量なら、直し方ははっきりしています。まず本当に転送量制限が原因かを確かめ、そのうえで効く順に手を打つだけです。

結論
– まず本当に転送量制限が原因か確認する。転送量=一定期間にサーバーから送り出したデータ量の合計
– 効く順は「電子ブックを軽くして1回あたりの転送量を減らす → 上位プランや転送量の多いサーバーに上げる」
– 自社サーバーに置かずMEKURU上で公開すれば、閲覧のデータはMEKURU側から配信され、自社サーバーの転送量は使わない
– 転送量の上限や数え方はサーバーごとに違うため、契約先の公式ページで確認する

「知りたい!」を、めくって見つかる!ぼく、メクルンです! 「見られた日だけ表示されない」なら、容量じゃなくて転送量のことが多いんだ。あわてず上から順に確かめてみてね!

この記事は、電子ブック(MEKURUのZIP版)を自社やクライアントのレンタルサーバーに設置して運用している、制作会社の方に向けて書いています。1冊だけ自分で公開している方も、STEP1〜2はそのまま使えます。

「容量」と「転送量」は別物

まず押さえておきたいのが、容量(ストレージ)と転送量(データ転送量)は別の指標だということです。

  • 容量:サーバーに「置いてある」ファイルの合計サイズ。何冊設置したかで増える
  • 転送量:サーバーから閲覧者へ「送り出した」データの合計。何回・何人に見られたかで増える

電子ブックが設置直後は問題なく、見られ始めてから表示が不安定になるなら、疑うのは容量ではなく転送量です。電子ブックはページを画像として持つため、写真の多いカタログを大勢がめくると、送り出すデータが一気に増えます。多くのサーバーは一定期間の転送量に目安や上限を設けており、そこに触れると一時的にアクセスを制限したり、エラー(「Service Unavailable」「503」など)を返したりします。

「昨日まで見られたのに、急にダメになった…」ってときは、まさに転送量のサインかも。容量を増やしても直らないから、まずは何が起きているか確かめるのが近道だよ〜。

転送量制限を直す手順(効く順)

STEP1: 本当に転送量制限が原因か確認する

まずレンタルサーバーの管理画面で、転送量の使用状況を確認します。多くのサーバーに「転送量」「データ転送量」のグラフや当日/当月の数値が用意されています。アクセスが増えた日に数値が跳ね上がっていれば、転送量が原因の可能性が高いです。

あわせて、表示されないときのエラー内容も見ておきます。「503」「Service Temporarily Unavailable」「アクセスが集中しています」といった表示は、転送量やサーバー負荷の制限でよく出ます。

失敗しやすいのは、中身を確かめずにいきなりプランを上げる・容量を追加すること。容量を足しても転送量は減らないので、症状が直らないまま費用だけ増えることがあります。転送量の上限や数え方はサーバーごとに違うため、正確な基準は契約先の公式ページで確認してください。

STEP2: 電子ブックを軽くして、1回あたりの転送量を減らす

転送量は「1回見られたときに送るデータ量 × 閲覧回数」で決まります。閲覧回数は減らせませんが、1回あたりのデータ量は電子ブックを軽くすれば下げられます。

具体的には、元のPDFの画像解像度を落とす・不要なページを削るなどで軽くしてから、電子ブックを作り直します。Web表示なら印刷用のフル解像度はオーバースペックなことが多く、見た目を保ったままページ画像を小さくできます。1ページが軽くなれば、同じ閲覧回数でも送り出す総量が減り、転送量制限に触れにくくなります。作り直したZIPを設置先に置き換えれば、次のアクセスから効きます。

これは容量対策と方向が同じなので、容量と転送量の両方に一度で効くのが利点です。

STEP3: 上位プランや、転送量に余裕のあるサーバーに上げる

軽量化しても足りないほど見られているなら、次にサーバーの上位プランへの変更、または転送量に余裕のあるサーバーへの移行を検討します。上位プランほど転送量の目安が大きいのが一般的ですが、具体的な数値はサーバーやプランで変わるため、各社公式でご確認ください。サーバーへの置き換えまで踏み込むなら、自社サーバーへの設置手順の記事も参考になります。

ここまでが「自社サーバーで抱えたまま直す」方法です。もう一つ、そもそも自社サーバーで配信しないという選択肢があります。次の章で説明します。

「サーバーで配信しない」という選択肢

MEKURUは、ZIPで書き出して自社サーバーに設置するほかに、MEKURU上でそのまま公開することもできます。この場合、閲覧者がページをめくるときのデータはMEKURU側から配信されるため、自社サーバーの転送量はまったく使いません。アクセスが集中しても自社サーバーの転送量制限に触れることがなく、「見られた日だけ落ちる」という悩みそのものが消えます。

ただし、制作会社として「ZIP(データ)で納品してほしい」「クライアントのドメイン配下で見せたい」という要件があるときは、これまで通り自社サーバーへの設置が必要です。使い分けの目安はシンプルです。

  • クライアントのドメインで見せたい・データとして納品する → ZIPで書き出して設置(転送量はSTEP2〜3で管理)
  • アクセスが読めない・転送量を気にしたくない → MEKURU上で公開する

なお、自社サーバーに設置したZIP版は、閲覧パスワードと公開/非公開の切り替えがそのままでは使えません(サーバー側の処理が必要なため、MEKURU上で公開したときのみ動きます)。閲覧制限はサーバーのBasic認証で代替できます。この違いは設置前に押さえておくと安心です。

「展示会の期間だけ一気に見られる」みたいな案件は、MEKURU上での公開が向いてるよ。転送量を気にせず出せるからね。納品はZIP、集客用はMEKURU公開、って案件ごとに置き場所を分けるのがおすすめ!

大きい1冊・大量アクセスで困る前に知っておく上限

転送量とは別に、MEKURU側にはファイルの上限があります。1冊が大きいと1回あたりの転送量も増えるので、あわせて確認しておきましょう。

  • 無料プラン:¥0・1冊・100ページまで・1ファイル300MBまで(フッターにMEKURUのコピー表記あり)。ZIP書き出しは買い切り・サブスクのみ対応で、無料プランでは自社サーバーへの設置はできません
  • 買い切り(¥9,900/冊・税込):1冊1,000ページまで・1冊1GBまで・ZIP書き出し・自社サーバー公開に対応

買い切りはMEKURU上での公開期間が1年間(延長は¥3,300/年)ですが、ZIPで書き出した分は手元に残り、設置先で公開し続けられます。大きいPDFは「買い切り枠を先に購入 → アップロード」の流れになります。FTP作業や大きいファイルの設置に不安があれば、アップロード代行(¥11,000・税込)に任せることもできます(対象はエックスサーバー・ロリポップ・さくら等、FTPアップロードのみ対応のサーバー)。

よくある質問

Q. 容量には余裕があるのに表示されなくなるのはなぜですか?
A. 容量(置いてあるファイルの量)と転送量(送り出したデータの量)は別の指標だからです。アクセスが集中して転送量の上限に触れると、容量が余っていても一時的に表示されなくなることがあります。まず管理画面で転送量の数値を確認してください。

Q. 転送量を減らすにはどうすればいいですか?
A. 閲覧回数は減らせないので、1回あたりに送るデータを小さくします。元PDFの画像解像度を落とすなどして電子ブックを軽くし、作り直したものに置き換えるのが基本です。それでも足りなければ上位プランへの変更を検討します。

Q. アクセスがまったく読めない案件はどうすればいいですか?
A. 自社サーバーに置かず、MEKURU上で公開する方法があります。閲覧のデータはMEKURU側から配信されるため、自社サーバーの転送量は使いません。ZIPでの納品やクライアントのドメイン配下での公開が必要な案件だけ、自社サーバーに設置する使い分けが便利です。

まとめ

  • 「設置直後は平気で、見られてから落ちる」なら、疑うのは容量ではなく転送量。転送量=送り出したデータの合計
  • まず管理画面で転送量の数値とエラー内容を確認する。容量を足しても転送量は減らない
  • 効く順は ①電子ブックを軽くして1回あたりの転送量を減らす → ②上位プランや転送量に余裕のあるサーバーに上げる
  • 自社サーバーに置かずMEKURU上で公開すれば、閲覧のデータはMEKURU側から配信され、自社サーバーの転送量は使わない。ZIP納品が必要なときだけ設置する使い分けが便利
  • 転送量の上限や数え方はサーバーごとに違うため、契約先の公式ページで確認する

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出典一覧

  1. MEKURU公式サイト — 無料/買い切りの料金・上限・ZIP書き出し・自社サーバー公開・公開期間・アップロード代行

※本記事の情報は2026年9月時点のものです。料金・仕様は改定される場合があります。各レンタルサーバーの転送量の上限・数え方は変動するため、契約先の公式サイトでご確認ください。掲載内容はMEKURU公式サイト等の一次情報に基づいて記載しています。

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