自社サーバーの電子ブックにGA4を設置する方法|測定IDを入れるだけ

自社サーバーの電子ブックにGA4を設置する方法|測定IDを入れるだけ

クライアントに電子ブックを納品したあと、「どのくらい見られているのか」を数字で渡せると強いですよね。自社サーバーに置いた電子ブックでも、Googleアナリティクス4(以下GA4)で閲覧を計測できます。ここではその設置方法を、手順ごとにまとめます。

結論
– MEKURU(メクル)のブック設定「ZIP版のアクセス解析(GA4)」に測定ID(G-で始まるID)を入れ、ZIPを書き出して設置するだけ
– ページがめくられるたびに、GA4へ自動で記録が送られる(手でタグを貼らなくてよい)
– ページ別に見たいときは、GA4側でカスタムディメンション「page_number」を登録する
– 全体で4ステップ。ZIP書き出しは買い切り・サブスクの機能で、無料プランでは使えない

測定IDを入れて書き出すだけ。タグを手で貼らなくていいよ!

この記事は、クライアントに納品した(自社サーバー・顧客サーバーに設置した)電子ブックのアクセス数を知りたい制作会社の方に向けて書いています。

そもそも、なぜGA4なのか

MEKURU上でそのまま公開したブックには、閲覧数・デバイス・流入元・ページ別の到達数を見られる内蔵のアクセス分析が標準で付いています。ですが、ZIPで書き出して自社サーバーや顧客のサーバーに設置した場合は、MEKURUのサーバーを経由しないため、その内蔵分析は使えません。

あわせて、ZIPで設置したブックでは閲覧パスワードと公開/非公開の切替も使えません(どちらもサーバー処理が必要なため、MEKURU上で公開したときだけ動く機能です)。設置版では、閲覧を絞りたいときはサーバー側のBasic認証で代替し、公開・非公開はサーバーに置くファイルの出し入れで管理します。この記事のGA4も、こうした「設置版で使う道具」の一つです。

そこで設置版で使うのがGA4です。MEKURUのブック設定に測定IDを入れておくと、書き出したZIPのビューアにGA4タグが自動で埋め込まれ、設置先で閲覧されるたびにGoogleへ記録が送られます。クライアントが普段使っているGA4のプロパティに紐づければ、サイト全体のアクセスと同じ画面で電子ブックの数字も見られます。

なお、MEKURU上で公開したブックにはGA4は入りません(公開版のビューアは外部スクリプトを止めているため)。GA4はあくまで「ZIPで書き出して自社サーバーに置いたブック」向けの機能、と覚えておいてください。

設置の全体像(4ステップ)

  1. GA4で測定ID(G-で始まるID)を用意する
  2. MEKURUのブック設定に測定IDを入れる
  3. ZIPを書き出して自社サーバーに設置する
  4. GA4でカスタムディメンション「page_number」を登録する

順番に見ていきます。

STEP1: GA4で測定ID(G-で始まるID)を用意する

Google側で計測先を用意します。GA4の管理画面で「データストリーム」を作ると、G- から始まる測定IDが発行されます。これがブックの記録の送り先になります。

  • 何をするか:計測に使うGA4プロパティ(クライアントのものでも自社のものでもOK)を開き、測定IDを控える。
  • どこを見るか:GA4の「管理」→「データストリーム」→対象ストリームの詳細に測定IDが表示されます。
  • 失敗すると:測定ID(G-)とタグ設置用の別のID(GoogleタグマネージャーのGTM-など)は別物です。取り違えると記録が届きません。入れるのは G- の方です。

STEP2: MEKURUのブック設定に測定IDを入れる

MEKURUのブック設定を開き、「ZIP版のアクセス解析(GA4)」の欄に、STEP1で控えた測定IDを貼り付けて保存します。

  • 何をするか:対象ブックの設定画面で「ZIP版のアクセス解析(GA4)」に G-〜 を入力する。
  • どこを見るか:ブック設定の項目名がそのまま「ZIP版のアクセス解析(GA4)」です。
  • 失敗すると:測定IDが未設定のままだと、ビューアは何も送りません。「数字がまったく増えない」ときは、まずここが空でないかを確認してください。
測定IDが空っぽだと、あとで書き出しても記録は飛ばないよ。先に入れてね。

STEP3: ZIPを書き出して自社サーバーに設置する

測定IDを入れた状態でZIPを書き出すと、GA4タグが埋め込まれたビューア一式ができます。あとはFTPなどで自社サーバー(顧客サーバー)にアップロードするだけです。

  • 何をするか:ブックをZIPで書き出し、サーバーの公開フォルダにアップロードして、URLを開いて表示を確認する。
  • どこを見るか:書き出したフォルダの index.html にGA4タグが入っています。自分でタグを差し替えたい場合は、この index.html に直接GA4タグを貼ることもできます。
  • 失敗すると:ZIPの書き出しは買い切り・サブスクの機能です。無料プランではZIPを書き出せないため、GA4を入れたい場合は買い切り(¥9,900/冊・税込)などZIPに対応した契約が必要です。

STEP4: GA4でカスタムディメンション「page_number」を登録する

ここが最後にして、いちばん見落としやすいところです。ビューアはページがめくられるたびに、ページ番号(page_number)と総ページ数(page_total)を付けてGA4へ送ります。ところが、GA4側で page_number をカスタムディメンションとして登録しておかないと、レポートの表にページ番号が出てきません。

  • 何をするか:GA4の「管理」→「カスタム定義」で、page_number をカスタムディメンションとして登録する。
  • どこを見るか:登録後、探索レポートなどで page_number を指標として選べるようになります。
  • 失敗すると:カスタムディメンションは登録した日以降のデータにしか適用されません。過去にさかのぼっては表示されないので、計測を始めるタイミングで早めに登録しておくのがおすすめです。ページ別まで見ない(全体の閲覧回数だけ分かればよい)なら、この登録は省いても構いません。

GA4で何が見られるのか

送られるのは、ページが開かれたことを記録するイベントです。数え方はMEKURUの内蔵分析とそろえてあります。

  • ページをめくった時点で計上します。滞在時間は条件にしません。
  • 同じページは、そのページを開いている間は1回として数えます。
  • リロードすると数え直しになります。
  • 目次やページ内リンクでジャンプした先も、到達として数えます。

つまり「訪問者が何人か(ユニーク数)」ではなく「各ページがどれだけ開かれたか」という見方の数字です。どのページで離脱が多いか、後半まで読まれているか、といった紙面の読まれ方を確認するのに向いています。

まずは1冊、測定IDを入れて書き出してみよう。数字が入り始めたら見方は自然に分かるよ。

設置前に確認しておくこと

  • 買い切りの公開期間とZIPは別物:買い切り(¥9,900/冊・税込)のMEKURU上での公開期間は1年間です(延長は¥3,300/年で、期限が切れたあとでも延長できます)。ただし、期限内に書き出して自社サーバーに置いたZIPは、この期間が終わったあとも設置先でそのまま公開し続けられます。GA4の計測もそのまま続きます。「買い切り=どこも永年公開」ではなく、”MEKURU上の公開期間” と “自社サーバーに置いたZIP” は別、と押さえておいてください。なお、ZIPの再書き出し(設定を変えて出し直すなど)は、契約が有効なうちに行う必要があります。
  • Cookieの同意表示:GA4はCookieを使います。設置先のサイトで同意バナーなどが必要かどうかは、公開するサイトの方針に合わせて各自でご確認ください。
  • MEKURU公開版には入らない:前述のとおり、MEKURU上でそのまま公開するブックにはGA4は入りません。その場合は内蔵のアクセス分析を使います。
  • 細かい画面手順:GA4のプロパティ作成やカスタムディメンション登録の詳しい流れは、製品マニュアルのZIP版のページにまとめてあります。

よくある質問

Q. 無料プランでもGA4は設置できますか?
A. できません。GA4を埋め込めるのはZIPで書き出したビューアで、ZIP書き出しは買い切り・サブスクの機能です。無料プランではZIPを書き出せないため、まず買い切りかサブスクの契約が必要です。

Q. MEKURU上で公開したブックにGA4を入れられますか?
A. 入れられません。MEKURU公開版のビューアは外部スクリプトを止めているため、GA4は動きません。公開版のアクセスは内蔵のアクセス分析で確認します。

Q. 設定したのに数字がまったく増えません。
A. 測定ID(G-)が未設定のままZIPを書き出していないか確認してください。測定IDが空だとビューアは何も送りません。IDを入れて書き出し直し、設置し直すと計測が始まります。

Q. ページごとの数字が表に出てきません。
A. GA4でカスタムディメンション page_number を登録してください。登録した日以降のデータにだけ反映されます。過去分はさかのぼって表示されません。

まとめ

自社サーバーに置いた電子ブックの計測は、MEKURUのブック設定に測定IDを入れ、ZIPを書き出して設置するだけで始められます。手でタグを貼る必要はありません。ページ別の数字まで見たいときは、GA4側でカスタムディメンション page_number を登録するのを忘れないでください。まずは1冊、測定IDを入れて書き出すところから試してみてください。

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出典

  • MEKURU(ZIP版のアクセス解析/GA4・アクセス分析・ZIP書き出し・料金):各サービスの公式サイト等の一次情報、および製品マニュアル(/manual/zip)に基づく

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