広告代理店が電子ブックを提案する方法|クライアントに刺さる切り口と提案の作り方【2026年版】
本記事は、PDFをめくれる電子ブックに変換するツール「MEKURU(メクル)」の運営チームが執筆しています。他社ツールについては公式サイト等の一次情報をもとに記載しています(2026年7月時点)。
広告代理店・制作会社にとって、電子ブック(デジタルカタログ)は提案の幅を広げる商材です。紙のカタログやパンフレットを扱うクライアントには、「これ、デジタルにしませんか?」という一言が、新しい仕事のきっかけになります。ただただ「電子化できます」だけでは弱い。クライアントの何が良くなるのかを切り口にして提案するのがポイントです。
この記事では、電子ブックをクライアントに提案するときの切り口と、提案の組み立て方を整理します。
結論
– 「紙をデジタルに」ではなく、配布コストと更新の手間から切り出す
– 作って終わりにせず、更新と効果測定まで含めて提案を組む
– ZIPで納品する場合は、使えなくなる機能を先に伝えておく
クライアントに刺さる提案の切り口
電子ブックの提案は、次のようなクライアントの課題に紐づけると通りやすくなります。
- 紙のコストを減らしたい … 印刷・郵送・在庫のコストをデジタルで削減
- スマホで見てもらえない … PDF直リンクは重く読みづらい。めくれる電子ブックでスマホ最適化
- 効果が分からない … 紙は「見られたか」が測れない。電子ブックならアクセスを可視化
- 問い合わせにつなげたい … 閲覧からリード獲得・資料請求へ導線を作る
「コスト削減」だけでなく、“測れる・つながる”という攻めの価値を添えると、単なる置き換え提案から一歩抜けます。
提案の型:この順番で組み立てる
切り口が決まったら、提案書は次の順番で組むと通りやすくなります。機能の話から入らず、クライアントの課題から始めて、料金・継続で締めるのがコツです。
STEP1: 現状の課題を引き出す
「紙のカタログ、いま何部刷っていますか?」「更新のたびに刷り直していませんか?」と、配布コスト・更新の手間・効果の見えなさを言語化します。ここで課題が出ないまま進めると、この先の提案が押し売りになってしまいます。
STEP2: デジタル化の狙いを合わせる
コスト削減だけでなく、「スマホで読める」「測れる・つながる」のどれを狙うかをクライアントと合わせます。狙いが定まると、後段の効果測定や料金の説明がぶれません。
STEP3: 効果測定の見せ方を決める
「どのページが読まれたか」「どこから流入したか」を、どう報告するかを先に決めます。ここで後述のアクセス分析・リード獲得が裏付けになります。ZIPで納品する場合は、この段でGoogle Analytics/Basic認証での代替も握っておきます。
STEP4: 料金を組み立てる
ツール原価+企画制作費(+レポート費)で見積もります。買い切りかサブスクか、公開期間の扱いまで含めて提示します(詳細は後述)。
STEP5: 更新と継続メニューを提案する
納品して終わりにせず、更新を継続メニューに組みます。MEKURUはPDFの差し替えで中身を更新でき、公開URLは変わりません。差し替え回数はサブスクなら無制限、買い切りは同一PDFで6回まで(差異が大きい場合は不可)です。中身が頻繁に変わるカタログはサブスク+更新代行、年1回程度の更新なら買い切り+スポット更新、と提案を出し分けられます。アクセス分析の定期レポートも同じ継続メニューに乗せれば、代理店側の継続収益にもつながります。
提案フックに使えるMEKURUの機能
上の型の各ステップ——とくに「効果測定の見せ方」を支えるのが、MEKURU(MEKURU上で公開した場合)の次の機能です。提案の裏付けにそのまま使えます。
- アクセス分析(標準搭載) … 閲覧数・デバイス・流入元・ページ到達を把握。「どのページが読まれたか」を報告できる
- リード獲得 … 閲覧前に名前・メールを取得して通知。カタログを見込み客リストに変える
- iframe埋め込み・QRコード・公開URL … 自社サイトやチラシ、名刺から誘導できる
- SEO設定・OGP画像・ファビコン … SNSシェアや検索からの流入も設計できる
これらは「紙では測れなかったことが測れる」「配って終わりが、リードにつながる」という、代理店の提案ストーリーにそのまま使えます。
注意:ZIP設置版では一部機能が変わる
提案時に押さえておきたいのが、閲覧パスワード・公開/非公開の切替は「MEKURU上で公開したとき」に動く機能だという点です。なお、リード獲得とアクセス解析(GA4)は、ブック設定で送信先URLと測定IDを登録すればZIP設置版でも使えます(受け取り先の作り方は製品マニュアルの「リード獲得」のページにまとめています)。クライアントの自社サーバーにZIPで設置した版では、これらはそのままでは使えず、Google Analyticsのタグ追加やBasic認証で代替します。
「効果測定やリード獲得を提案の目玉にするなら、MEKURU上での公開が前提」——ここを取り違えると、納品後に食い違いが出ます。提案時に公開方式を握っておきましょう。
提案〜納品の料金の組み立て
- ツール原価 … 買い切り¥9,900/冊(税込)、または効果測定・更新込みならサブスク月額¥3,850〜(税込)
- 企画・制作費 … 提案・デザイン・設定の作業分
- (任意)レポート費 … アクセス分析の定期レポートを継続メニューに
買い切りで注意したいのが公開期間です。買い切り¥9,900/冊でMEKURU上に公開できる期間は1年間、延長は¥3,300/年です。「買えば永年公開できる」わけではないので、クライアント資産として提案するときは延長分(¥3,300/年)も見込んで見せます。ただしZIP書き出し分は手元に残るため、公開を止めても中身のデータが消えるわけではありません。
料金がすべて公開されているので、クライアントへの見積もりも透明に組めます。効果測定レポートを継続メニューにすれば、代理店側の継続収益にもつながります。
提案用に、まず1冊デモを作りませんか?
MEKURUの無料プラン(1冊・100ページ・300MB)で、実際のカタログに近いデモを作って提案に使えます。本番は買い切り¥9,900/冊(税込・MEKURU上の公開期間は1年、延長¥3,300/年/ZIP書き出し分は手元に残る)・サブスク月額¥3,850〜(税込)。
→ MEKURUを無料ではじめる
よくある質問
Q. 閲覧データは取れますか?
A. アクセス分析を標準搭載しており、閲覧数・デバイス・流入元・ページ到達を把握できます(MEKURU上で公開した場合)。
Q. 資料請求やリード獲得につなげられますか?
A. 閲覧前に名前・メールを取得して通知する「リード獲得」があります(MEKURU上で公開した場合のみ)。
Q. クライアントの自社サーバーに設置しても効果測定できますか?
A. 設置版では内蔵のアクセス分析・リード獲得は動作しません。Google Analyticsのタグ追加やBasic認証で代替します。
Q. 提案用のデモは無料で作れますか?
A. 無料プラン(1冊・100ページ・1ファイル300MBまで)で作成できます(フッターにMEKURUのコピー表記あり)。
まとめ
- 電子ブック提案は「電子化できます」ではなく、コスト削減+”測れる・つながる”の切り口で
- MEKURUのアクセス分析・リード獲得・埋め込み・OGPは、代理店の提案ストーリーに使える
- ただし閲覧パスワード・公開/非公開の切替はMEKURU上公開時のみ。ZIP設置版はGA/Basic認証で代替
- 見積もりはツール原価+企画制作費(+レポート費)。効果測定レポートは継続メニューにできる
関連記事
– 電子ブック作成ツールおすすめ比較|メリット・デメリットと選び方
– 電子ブックの作り方|無料ソフト・作成ツールと費用まとめ
– 電子ブックを自社サーバーに設置する方法
– クライアントのPDFを電子ブック化して納品する方法
– 制作会社が電子カタログで継続収益を作る
出典一覧
- MEKURU公式サイト — アクセス分析・リード獲得・iframe/QR/公開URL・SEO/OGP・買い切り/サブスク料金・ZIP設置版の機能差
- ActiBook公式 料金プラン — 閲覧ログ等(有料料金は非公開)
※本記事の情報は2026年7月時点のものです。料金・仕様は変更される場合があります。掲載内容は各サービスの公式サイト等の一次情報に基づいて記載しています。最新の料金・仕様は各公式サイトでご確認ください。