電子ブック制作の見積もりの作り方|項目と原価の考え方【2026年版】
本記事は、PDFをめくれる電子ブックに変換するツール「MEKURU(メクル)」の運営チームが執筆しています。他社ツールについては公式サイト等の一次情報をもとに記載しています(2026年7月時点)。
電子ブック(電子カタログ)制作を請け負うとき、意外と手が止まるのが見積もりの作り方です。「ツール代はどう乗せる?」「制作費と保守費は分けるべき?」——項目立てが曖昧だと、あとで「これは別料金だったのか」と揉める原因になります。
この記事では、電子ブック制作の見積もりを、項目立てと原価の考え方から整理します。透明で説明しやすい見積もりの型を作りましょう。
結論
– 見積もりは「ツール代・制作費・保守費・オプション」の4項目に分ける
– ツール原価は隠さず明示したほうが、あとで揉めない
– 保守費を入れておけば、更新のたびの再見積もりが要らなくなる
見積もりの基本4項目
電子ブック制作の見積もりは、次の4つに分けると整理できます。
- ツール原価 … 電子ブック作成ツールの料金
- 制作費 … PDF受け取り〜変換〜設定〜確認対応の作業分(自社の作業単価×工数)
- 保守費(任意) … 更新・差し替えを継続で請け負う場合の月額
- オプション(任意) … 大容量PDFの制作代行、自社サーバー設置作業 など
このうち「ツール原価」は、料金が公開されているツールを使うと金額を明示できるので、見積もりが透明になります。
ツール原価を明示する
原価に使うツールは、次の3つの軸で選ぶと見積もりが組みやすくなります。料金が公開されている(原価をそのまま記載できる)/買い切りで案件単位に費用が閉じる(1冊ごとに費用を確定でき、月額を長期で背負い込まない)/ZIPで納品物が手元に残る(納品後もクライアント資産として保持できる)。この3軸を満たす一例としてMEKURUの料金を挙げます。
MEKURUの料金はすべて公開されているので、原価としてそのまま記載できます(すべて税込)。
| 使い方 | 原価 |
|---|---|
| 単発で作って納品 | 買い切り¥9,900/冊 |
| 更新が多い・複数冊 | サブスク月額¥3,850〜(スタンダード) |
| 大容量PDF(1冊1,000ページ・1GB超)の制作代行 | 1冊¥30,000〜 |
| 自社サーバーへのアップロード代行 | ¥11,000 |
(MEKURU公式サイトの掲載内容に基づく。2026年7月時点)
制作費(作業分)は、自社の作業単価や工数で決める部分なので金額は案件ごとに異なります。ここでは「ツール原価に、自社の制作費を上乗せする」という組み立て方だけ押さえておけば十分です。
サンプル:見積もりの構成イメージ
金額は自社の単価によりますが、項目の並べ方はこんなイメージです。
- 電子ブック作成ツール利用料 … 買い切り¥9,900/冊(税込)※原価として明示
- 制作費(変換・デザイン設定・確認対応) … 自社の作業単価×工数
- 納品作業費 … ZIP書き出し/自社サーバー設置(アップロード代行¥11,000を使う場合はその旨明記)
- (任意)保守費 … 月額○○円(差し替え・更新対応)
「単発案件」なら買い切り+制作費で完結。「運用込み」なら、サブスクを原価にした保守費(月額)を足します。
見積もりで揉めないためのチェック
- 公開期間を明記 … 買い切りはMEKURU上の公開期間1年(延長¥3,300/年)。長期運用はZIP設置やサブスクを提案
- 差し替え回数を明記 … 買い切りは同一PDF6回まで、サブスクは無制限。更新の範囲を見積もりに書く
- 税表記を統一 … MEKURUは税込。見積もり書の税表記とズレないように
- 納品形態を明記 … 公開URL/ZIP/自社サーバー設置のどれか。納品形態によって使える機能が変わる点も添える。ZIP設置版では閲覧パスワード・公開/非公開の切替がMEKURU上で公開したときのみ動作する(ZIP版はGA・Search Console等の外部タグやBasic認証で代替)。なお、リード獲得とアクセス解析(GA4)は、ブック設定で送信先URLと測定IDを登録すればZIP設置版でも使えます(受け取り先の作り方は製品マニュアルの「リード獲得」のページにまとめています)。クライアントが「自社サーバー設置でもアクセス解析やパスワードが使える」前提で見積もりを組むと納品時に食い違うので、どの機能をどの形態で提供するか明記する
料金がすべて公開されているから、原価を明示できます。
MEKURUの無料プラン(1冊・100ページ・300MB)で作業感を確認。買い切り¥9,900/冊(税込)・サブスク月額¥3,850〜(税込)を原価に、透明な見積もりが組めます。
→ MEKURUを無料ではじめる
よくある質問
Q. ツール原価はいくらで見積もればいいですか?
A. 買い切りは1冊¥9,900(税込)、サブスクは月額¥3,850〜(税込・スタンダード)です。初期費用は¥0です。
Q. 大容量PDFの制作代行はいくらですか?
A. 1冊1,000ページ・1冊1GBを超えるPDFは、制作代行1冊¥30,000〜です。
Q. サーバーへの設置作業も依頼できますか?
A. 自社サーバーへのアップロード代行が¥11,000(税込)です。エックスサーバー・ロリポップ・さくら等、FTPアップロードのみ対応です。
Q. 見積もりに必ず書いておくべき条件は?
A. 公開期間(買い切りは1年・延長¥3,300/年)、差し替え回数(買い切り6回/サブスク無制限)、納品形態、税表記の4点を明記すると後の食い違いを防げます。
まとめ
- 見積もりは「ツール原価・制作費・保守費・オプション」の4項目に分けると整理できる
- 料金が公開されているツールを使うと、ツール原価を明示できて見積もりが透明になる
- MEKURUの原価は買い切り¥9,900/冊(税込)・サブスク月額¥3,850〜(税込)・制作代行¥30,000〜・アップロード代行¥11,000
- 公開期間・差し替え回数・税表記・納品形態を見積もりに明記すると、後の食い違いを防げる
関連記事
– 電子ブック作成ツールおすすめ比較|メリット・デメリットと選び方
– 電子ブックの作り方|無料ソフト・作成ツールと費用まとめ
– 電子カタログを買い切りで卸す vs サブスクで卸す
– 電子カタログ制作を受注する方法(Web副業)
– クライアントのPDFを電子ブック化して納品する方法
出典一覧
- MEKURU公式サイト — 買い切り/サブスク料金・制作代行・アップロード代行・公開期間・PDF差し替え・納品形態
※本記事の情報は2026年7月時点のものです。料金・仕様は変更される場合があります。掲載内容は各サービスの公式サイト等の一次情報に基づいて記載しています。最新の料金・仕様は各公式サイトでご確認ください。