納品用にサーバーを契約するときの選び方|制作会社のレンタルサーバー比較

納品用にサーバーを契約するときの選び方|制作会社のレンタルサーバー比較

クライアントの電子カタログを「データで納品したい」「クライアントのドメイン配下に置きたい」となったとき、最初に迷うのがサーバー選びです。高機能なサーバーは必要なのか、月いくらかかるのか、どの軸で選べばいいのか。ここを先に整理しておきます。

結論
– 納品用は「FTPで静的ファイルを置ける共有サーバー」で十分。特別な機能は要らない
– 料金は月500〜1,100円台・初期費用0円(税込・契約期間で変動)
– 買い切りのMEKURU上公開は1年間。ZIPを自社サーバーに置けば設置先で見続けられる
– 閲覧制限はBasic認証、クライアントのドメインに置くならサブドメイン可で選ぶ

むずかしいサーバーじゃなくていいんだね!

この記事は、クライアントの電子カタログ(電子ブック)を制作し、サーバーに設置して納品する制作会社の方に向けて書いています。自社の販促で1冊だけ置きたい事業会社の方も、選び方の軸は同じように使えます。

納品用のサーバーは、まず「何を置くか」から決まる

サーバーを選ぶ前に、そこに何を置くのかをはっきりさせます。MEKURU(メクル)でPDFを電子ブックにすると、ZIPで書き出せます。中身はHTMLファイル一式(ページ画像とビューア)で、これを展開してサーバーに置くだけで動きます。

つまり置くのは静的なファイルです。PHPやデータベースといったサーバー側の処理は使いません。だから「FTPでファイルを置ける共有レンタルサーバー」であれば、いちばん安いプランでも動きます。高機能なプランやVPS・専用サーバーは、納品用のカタログを置くだけなら不要です。

なお、無料プランはZIP書き出しに対応していません。ZIPで納品する前提なら、買い切り(1冊¥9,900・税込)かサブスクのプランが必要になります。

制作会社がサーバーを選ぶ5つの軸

商品を並べる前に、選ぶ基準を先に決めます。納品用に絞ると、見るべきは次の5つです。

1. FTPで静的ファイルを置けるか
これが最優先。ZIPを展開したファイル一式をFTPでアップロードできれば、それだけで公開できます。今回比べる3社はいずれもFTPに対応しています。

2. 容量に余裕があるか
MEKURUの買い切りは1冊あたり最大1GBまで作れます。ページ数の多いカタログや、複数の案件を1台にまとめて置く場合は、容量に余裕のあるプランを選びます。各プランの容量は各社公式でご確認ください。

3. クライアントのドメイン配下に置けるか
「クライアントの資産として、クライアントのドメインで見せたい」なら、独自ドメインやサブドメインを設定できるサーバーを選びます。対応可否と設定方法は各社公式で確認してください。

4. 閲覧制限が必要か(Basic認証)
ここは注意点です。ZIPで設置したビューアでは、MEKURU上で公開したときに使える閲覧パスワードと公開/非公開の切替は使えません(サーバー側の処理が必要な機能のため)。関係者だけに見せたいなど閲覧制限をかけたい場合は、サーバーのBasic認証で代替します。Basic認証が使えるかを選定条件に入れておきます。

5. 料金と契約期間
制作会社は案件単位で費用を閉じたいはずです。初期費用や、何ヶ月契約で月額がいくらになるかを見て、案件の見積もりに組み込めるかで判断します。

閲覧制限をかけたいときは、サーバー側のBasic認証を使うんだね

主要3社を軸で比べる

「FTP対応・初期費用0円・無料お試しあり」という納品向けの共通条件を満たす3社を、代表プランで並べます。料金はすべて税込で、契約期間やキャンペーンで変動します。

サーバー 月額(代表プラン・税込) 初期費用 無料お試し FTP
エックスサーバー(スタンダード) 990円(36ヶ月)/1,100円(12ヶ月) 0円 10日間 対応
ロリポップ!(スタンダード) 605円(36ヶ月)/957円(12ヶ月) 0円 10日間 対応
さくらのレンタルサーバ(スタンダード) 500円(36ヶ月)/550円(12ヶ月) 0円 14日間 対応

いずれも初期費用は0円で、無料お試し期間があります。まずはお試しで1冊アップロードしてみて、表示や設定を確認してから本契約に進むのが安全です。容量・独自ドメインの可否・Basic認証の対応は、契約前に各社の公式ページで必ず確認してください。

各社の申し込み



→ エックスサーバー(初期費用0円・無料お試し10日間)



→ ロリポップ!(初期費用0円・無料お試し10日間)



→ さくらのレンタルサーバ(初期費用0円・無料お試し14日間)

自社サーバーに置くと、公開期間の縛りが外れる

制作会社が自前のサーバー(またはクライアントのサーバー)に置く一番のメリットは、公開期間の縛りから外れることです。

MEKURUの買い切りは1冊¥9,900(税込)ですが、MEKURU上での公開期間は1年間です。延長は¥3,300/年ででき、これは期限が切れたあとでもいつでも可能です。

ここで大事なのは、期限内に書き出したZIPを自社サーバーに置いておけば、MEKURU上の1年が過ぎたあとも設置先で公開し続けられるということです。ZIPはMEKURUと通信しない自己完結型のファイルなので、設置先のサーバー契約が続いている限り見られます。「買い切り=どこでも永年公開」ではなく、「MEKURU上は1年/自社サーバーに置いた分は設置先が生きている限り」という切り分けで覚えておくと、クライアントへの説明でも間違えません。

なお、ZIP設置版でもリード獲得(外部の受け取り先URLへ送る方式)とアクセス解析(GA4の測定IDを登録)は使えます。使えないのは前述の閲覧パスワードと公開/非公開の切替の2つです。

ケース別のおすすめ

  • 複数の案件を回す制作会社なら:容量に余裕のあるプランを1台契約し、案件ごとにフォルダを分けて置くのが管理しやすい。月額は代表プランで500〜1,100円台なので、案件費に無理なく組み込めます。
  • クライアントのドメイン配下に納品するなら:独自ドメイン・サブドメインを設定できるサーバーを選び、対応可否を先に確認する。
  • 設置する自信がないなら:MEKURUには自社サーバーへのアップロード代行(¥11,000・税込)があります。エックスサーバー・ロリポップ・さくら等のFTPアップロードに対応しているので、初回だけ任せて2回目以降は自分でやる、という進め方もできます。
まずは無料お試しで1冊置いてみるのがおすすめだよ

よくある質問

Q. 買い切りで作った電子ブックは、サーバーに置けばずっと見られますか?
A. MEKURU上での公開期間は1年間(延長¥3,300/年)です。ただし期限内に書き出したZIPを自社サーバーに置いておけば、設置先のサーバー契約が続いている限り公開し続けられます。ZIPはMEKURUと通信しないためです。

Q. ZIPで設置すると使えなくなる機能はありますか?
A. 閲覧パスワードと公開/非公開の切替は、MEKURU上で公開したときのみ使えます。閲覧制限をかけたい場合はサーバーのBasic認証で代替します。リード獲得とアクセス解析(GA4)はZIP版でも使えます。

Q. どのくらいのプランを契約すればいいですか?
A. 納品用のカタログを置くだけなら、各社のいちばん安い代表プランで動きます。月額は税込で500〜1,100円台、初期費用は0円です。ページ数や案件数が多い場合だけ、容量に余裕のあるプランを検討してください。

まとめ

納品用のサーバー選びは、「FTPで静的ファイルを置けるか」を軸にすればシンプルになります。高機能なサーバーは不要で、初期費用0円・月500〜1,100円台(税込)の共有レンタルサーバーで十分です。閲覧制限が要るならBasic認証、クライアントのドメインに置くならサブドメイン・独自ドメインの対応を選定条件に加えます。

そのうえで、MEKURUの買い切りで作ったブックはZIPで書き出して自社サーバーに置けば、MEKURU上の公開期間(1年)が過ぎたあとも設置先で見せ続けられます。まずは無料お試し期間のあるサーバーで、1冊アップロードして表示を確認してみてください。

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出典

  • MEKURU(メクル)公式サイト https://mekuru-pdf.com/
  • エックスサーバー 料金 https://www.xserver.ne.jp/price/
  • ロリポップ! 料金 https://lolipop.jp/pricing/
  • さくらのレンタルサーバ スタンダード https://rs.sakura.ad.jp/plan/standard/

※料金はすべて税込。契約期間・キャンペーンで変動するため、契約前に各社の公式ページでご確認ください。各サービスの仕様は各社の公式サイト等の一次情報に基づきます。

※PR:本記事にはアフィリエイト広告を含みます。

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