電子ブックツールの選び方チェックリスト15項目|制作会社が納品前に確認すべき選定軸【2026年版】

電子ブックツールの選び方チェックリスト15項目|制作会社が納品前に確認すべき選定軸【2026年版】

本記事は、PDFをめくれる電子ブックに変換するツール「MEKURU(メクル)」の運営チームが執筆しています。他社ツールについては公式サイト等の一次情報をもとに記載しています(2026年7月時点)。

電子ブックのツールは数が多く、機能表だけを見比べても「自分の案件で外してはいけない条件」が見えてきません。とくにクライアントの制作物を納品する立場では、機能の多さよりも費用の閉じ方や納品のしかたでツールが決まります。選ぶときに見るべき軸を、先に決めておくのが近道です。

この記事は、クライアントの電子ブックを制作し、納品する立場の制作会社・Web制作者の方に向けて、ツール選定で確認すべき軸を15項目のチェックリストにまとめたものです。

結論
– 電子ブックツールは「費用の閉じ方・納品形態・体裁・運用」の観点で、15項目を上から確認して選ぶ
– 制作会社が特に外せないのは【料金が公開されているか/買い切りがあるか/ZIP(HTMLデータ)で納品できるか/コピー表記を消して商用利用できるか】の4つ(最優先項目としてチェックリストの①にまとめた)
– この4つを満たすかで、案件ごとに費用を閉じ、自社の制作物として堂々と納品できるかが決まる

「知りたい!」を、めくって見つかる!ぼく、メクルンです! ツール選びは、機能の数じゃなくて「渡し方」で決まるんだ。上から順に15項目、いっしょに見ていこう。まかせて!

この記事の対象読者と、チェックリストの使い方

対象は、クライアントから「紙のカタログやパンフレットをWebでも見せたい」と相談され、制作して納品する制作会社の方です。事業会社が自社用に1冊だけ作る場合とは、重視する軸が変わります(納品や再利用の項目は読み飛ばして構いません)。

チェックリストは4カテゴリ・15項目です。①は制作会社が最優先で確認したい4項目、②以降は費用条件・納品後の運用・読者体験の順に並べています。数値は各サービスの公開情報に基づくもので、税表記はサービスごとに異なる(MEKURU・ebook5は税込、meclibは税抜)ため、比較の際は読み替えてください。

  1. 最優先の4項目(費用の閉じ方と納品のしかた)
  2. 費用と契約の条件(総額と縛りが読めるか)
  3. 納品後の運用(渡したあと資産として残るか)
  4. 読者体験・サポート(読み手にとって使いやすいか)

カテゴリ①:最優先の4項目

制作会社が最初に確認したいのは、次の4つです。この4つを満たすツールなら、案件ごとに費用を閉じ、自社の制作物として納品できます。

  • ★1 料金が公開されているか … 見積もりを自分で組めるかどうかの前提です。ツールによっては料金を公開しておらず、資料請求や問い合わせが必要な場合があります(たとえばActiBookは有料プランの料金が非公開です)。クライアントに提示する原価を先に固めたいなら、料金が公開されているツールを選ぶと計画が立てやすくなります。MEKURUは無料・買い切り・サブスクの料金をすべて公開しています。
  • ★2 買い切りプランがあるか … 案件が終わっても月額が続くと、クライアントに課金を請求する話がまとまりにくくなります。買い切りなら1冊分の費用を先に固定できます。PDFから自分で作れるSaaS型で買い切りプランを持つのはMEKURU(¥9,900/冊・税込)です。買い切りをうたう他サービスも存在しますが、画像(PNG/JPG)ベースの入力だったり、制作代行型だったりと形が異なるため、PDFをそのまま自分で作れるかを合わせて確認してください。
  • ★3 ZIP(HTMLデータ)で書き出して納品できるか … 「納品物は何ですか?」と聞かれたときに、データとして手元に残せるかどうかです。MEKURUはビューア一式をZIPで書き出せます。meclibもHTMLデータをダウンロードして任意のWebサーバーで公開できます(ダウンロード後の修正は再作成が必要)。なお、これは次の②以降で扱う「外部サーバーで公開できるか」とは別の話で、データそのものが手元に残るかを見る項目です。
  • ★4 コピー表記・透かしを消して商用利用できるか … 提供元の表示が残ると、自社の制作物として出しにくくなります。MEKURUはビューア紙面に透かし(ウォーターマーク)を入れず、提供元表示はフッターのコピー表記のみで、有料プラン(買い切り・月額とも)ではこのコピー表記が消えます。無料プランのままだとフッターにコピー表記が残るため、納品時は有料プランになっているかを確認します。ebook5はビジネス5以上でロゴの非表示・差し替えができ、ActiBookの無料版はビューア内に提供元リンクと背景ロゴが表示されます。
①の4つは「案件ごとに費用を閉じて、自社の作品として渡せるか」を見るところ。ここが揃っていないと、あとから運用でつまずきやすいんだ。だから最優先!

カテゴリ②:費用と契約の条件(3項目)

次に、総額と契約の縛りが読めるかを確認します。月額だけでなく、初期費用や最低契約期間まで含めて見ると、クライアントに出す見積もりがぶれません。

  • 5 初期費用・最低契約期間があるか … 単発案件で使うなら、初期費用と縛りの有無が効いてきます。MEKURUは初期費用¥0・契約の縛りなしです。ebook5も初期費用¥0・縛りなしのため、この条件はMEKURU独自ではありません。一方でmeclibは初期費用¥30,000(税抜)・最低契約期間1年です。案件の期間に合わせて選び分けてください。
  • 6 ページ数・ファイル容量の上限は足りるか … カタログはページ数・容量が大きくなりがちです。MEKURUの無料プランは1冊100ページ・1ファイル300MBまで、買い切りとサブスクは1冊1,000ページ・1冊1GBまでです。meclibのスタンダードは500ページまで(拡張オプションあり・税抜)。扱うカタログの規模に上限が足りるかを、プラン選びと合わせて確認します。
  • 7 無料プランや無料トライアルで試せるか … 本契約の前に、実際のPDFで仕上がりを確認できると安心です。MEKURUは無料プラン(1冊・100ページ・300MBまで)、ActiBookも無料プラン(1冊・合計50MBまで)、ebook5も無料プラン(1冊・50MB・保存10日間)があります。meclibとWisebookは無料プランがなく、無料トライアルで試す形です。

カテゴリ③:納品後の運用(5項目)

渡したあとに、クライアントの資産として残り、更新もできるかを確認します。制作会社にとっては、ここが「続く仕事」につながる部分です。

  • 8 自社サーバー・独自ドメインで公開できるか … クライアントのドメイン配下に置きたい案件では重要です。自社サーバーでの公開はMEKURU・meclib・ebook5(有料プラン)のいずれも対応しており、MEKURU独自ではありません。独自ドメインについては、MEKURU上で公開した場合のURLはmekuru-pdf.com配下で、独自ドメインには対応していません(ZIPを書き出して自社/顧客サーバーに設置するか、iframeで自社サイトに埋め込む形で自社ドメイン表記にできます)。meclibは独自ドメインが年額¥33,000(税抜・プレミアム以上)、ebook5は独自ドメイン設定が¥22,000/回(ビジネス10以上)です。
  • 9 公開期間の縛りと延長条件 … 「買い切り=永年公開」とは限りません。MEKURUの買い切り(¥9,900/冊・税込)は、MEKURU上での公開期間が1年間で、延長は¥3,300/年です。ZIPで書き出した分は期間後も手元に残るため、クライアントへは公開期間と延長条件を先に伝えておくと行き違いを防げます。
  • 10 PDFの差し替えができるか(URLは維持されるか) … カタログは改訂が入ります。MEKURUのPDF差し替えは、サブスクが無制限、買い切りが同一PDFで6回まで(差異が大きい場合は不可)で、いずれも公開URLは維持されます。meclibはHTMLデータをダウンロードした後の修正は再作成が必要です。更新頻度の高い案件では、差し替えの回数や手間を先に見ておきます。
  • 11 解約・買い切り期間後にデータがどうなるか … 契約が切れたあとの扱いは、納品時に説明しておきたい点です。MEKURUのサブスクは解約後に公開が停止するため、ZIPダウンロードでのバックアップが推奨です。買い切りは公開期間後もZIPで書き出した分が手元に残ります。「解約したら見られなくなるのか」はクライアントが気にする点なので、事前に握っておきます。
  • 12 リード獲得・パスワード・アクセス解析は、渡し方によって変わらないか … MEKURUには閲覧前の名前・メール取得(リード獲得)、閲覧パスワード、内蔵のアクセス分析があります。ただしZIP設置版(MEKURUの外で表示する形)では、閲覧パスワードと公開/非公開の切替の2つは使えません(サーバー側の処理が必要なため、MEKURU上での公開時のみ動作します)。閲覧制限はサーバーのBasic認証、公開の停止は設置ファイルの取り下げで代替します。なお、リード獲得とアクセス解析(GA4)は、ブック設定で送信先URLや測定IDを登録すればZIP設置版でも使えます(受け取り先の作り方は製品マニュアルの「リード獲得」のページにまとめています)。納品形態を決める段階で、この違いをクライアントに伝えておきます。
12番は正直に言っておきたいところ。ZIPで納品すると「閲覧パスワード」と「公開/非公開の切替」の2つは使えなくなるんだ。でもリード獲得とGA4解析はZIPでも使える。先に伝えておけば、あとで慌てないよ!

カテゴリ④:読者体験・サポート(3項目)

最後に、読み手にとって使いやすいか、社内に手が足りないときの逃げ道があるかを確認します。

  • 13 スマホ(HTML5)で崩れず見られるか … カタログはスマホで読まれることが多いため、表示崩れは体験の悪化に直結します。MEKURUはPCで見開き/1枚ずつを選べ、スマホなど狭い画面では設定に関わらず1枚ずつ表示になります。実機またはブラウザのスマホ表示で、レイアウトや文字の潰れがないかを確認します。
  • 14 全文検索・目次に対応しているか … ページ数の多いカタログでは、探しているページに届けられるかどうかが使い勝手を左右します。MEKURUは全文検索に対応し、目次はPDFに埋め込まれた「しおり(ブックマーク)」から自動生成されます(画像のみのPDFでは全文検索は機能しません)。ebook5は全文検索が全プランで使えます。
  • 15 社内に作る人手がないとき、制作代行に頼めるか … 繁忙期や大型PDFでは、自社で作りきれないこともあります。MEKURUには制作代行(1冊¥30,000〜・税込)があり、1冊1,000ページ・1GBを超えるPDFや、社内に作る人手がない場合に依頼できます。meclibにも制作代行プランがあります。セルフ制作と代行を使い分けられると、案件を取りこぼしません。

ケース別のおすすめの考え方

  • 単発の納品案件が多いなら … 買い切りで1冊の費用を先に固定できるツールが向きます。初期費用・契約の縛りがないかも合わせて確認します。
  • 更新が多く、続けて運用する案件なら … 差し替えのしやすさと、サブスクの月額・容量が見合うかを重視します。ZIP納品と使い分けると説明しやすくなります。
  • クライアントのドメインで出したいなら … 自社サーバー公開・独自ドメインへの対応方法(ZIP設置かiframeか、独自ドメインの費用)を先に決めておきます。

選定軸をひととおり押さえたら、次は各ツールの具体的な比較や、実際の作り方に進むと判断が早くなります。

よくある質問

Q. 制作会社が電子ブックツールを選ぶとき、最初に見るべき項目はどれですか?
A. チェックリスト①の4項目(料金が公開されているか/買い切りがあるか/ZIPで納品できるか/コピー表記を消して商用利用できるか)です。この4つは、案件ごとに費用を閉じ、自社の制作物として納品できるかを左右します。ここを満たすツールに絞ってから、費用条件や運用を詰めると選定が速くなります。

Q. 買い切りで作った電子ブックは、ずっと公開されますか?
A. ツールによります。MEKURUの買い切り(¥9,900/冊・税込)は、MEKURU上での公開期間が1年間で、延長は¥3,300/年です。ZIPで書き出した分は期間後も手元に残ります。「買い切り=永年公開」と誤解されないよう、公開期間と延長条件をクライアントに先に伝えておくのが確実です。

Q. ZIPで納品すると、リード獲得やアクセス解析は使えなくなりますか?
A. リード獲得とアクセス解析(GA4)はZIP設置版でも使えます(ブック設定で送信先URLや測定IDを登録します)。ZIP設置版で使えなくなるのは、閲覧パスワードと公開/非公開の切替の2つです。閲覧制限はサーバーのBasic認証、公開の停止は設置ファイルの取り下げで代替します。

まとめ

  • 電子ブックツールは、機能の数ではなく「費用の閉じ方・納品形態・体裁・運用」の15項目を上から確認して選ぶ
  • 制作会社が最優先で見るのは①の4項目(料金の公開・買い切りの有無・ZIP納品・コピー表記)。ここが揃えば案件ごとに費用を閉じ、自社の制作物として納品できる
  • 費用は初期費用・最低契約期間まで、運用は公開期間・差し替え・解約後の扱いまで含めて確認する
  • ZIP設置版では閲覧パスワードと公開/非公開の切替が使えない(Basic認証・ファイルの取り下げで代替)ことを、納品形態を決める段階でクライアントに伝える

まずは手元のPDFで、変換から公開設定・ZIP書き出しまでを一度通しで試しておくと、実案件で①の4項目を素早く判断できます。

案件ごとに費用を閉じて納品するなら
制作会社の納品には、商用利用OK・コピー表記なし・ZIP書き出し・自社サーバー公開に対応した買い切り¥9,900/冊(税込)が組み立てやすい選択肢です。更新の多い案件はサブスク(月額¥3,850〜・税込)+保守という分け方も選べます。
→ MEKURUのプランを見る

はじめての方は、無料プラン(1冊・100ページ・300MBまで)で変換〜公開設定を通しで試せます。 → 無料ではじめる

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出典一覧

  1. MEKURU公式サイト — 料金プラン(無料・買い切り・サブスク)/初期費用・契約期間/ページ数・容量の上限/コピー表記・商用利用/ZIP書き出し・自社サーバー公開/公開期間・延長/PDF差し替え/リード獲得・閲覧パスワード・アクセス解析・ZIP設置時の制限/全文検索・目次・スマホ表示/制作代行
  2. ActiBook公式サイト — 有料プランの料金非公開/無料プラン(1冊・合計50MB)/無料版のロゴ・提供元リンク表示
  3. meclib公式サイト — 初期費用・月額・最低契約期間/ページ数上限/HTMLデータのダウンロード公開/独自ドメイン・制作代行(税抜)
  4. ebook5公式サイト — 初期費用・契約/無料プラン/外部サーバー公開・ロゴ非表示・全文検索・独自ドメイン設定

※本記事の情報は2026年7月時点のものです。料金・仕様は変更される場合があります。掲載内容は各サービスの公式サイト等の一次情報に基づいて記載しています。最新の料金・仕様は各公式サイトでご確認ください。

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